三菱商事のエネルギー部門
19/4より組織変更に伴い、エネルギー関連は天然ガスグループがLNG事業、石油・化学グループの石油本部が石油・LPG事業を、総合素材グループの炭素本部が炭素事業を行うことになった。
天然ガス第一本部は、アジア・パシフィック地域での天然ガス・LNG事業を、天然ガス第二本部は米州・欧州・ロシア・中東地域での天然ガス・LNG事業を行う。
外部環境と事業戦略
グループを取り巻く環境を以下のように定義しており、LNGについては今後も3.4%の安定した需要伸長を予測している。
事業別の取組
LNG事業
三菱商事のコア事業であるLNG事業では、
- ブルネイ(日本企業として初参画の大型プロジェクト)
- マレーシア(世界最大級のLNG液化基地)
- 豪州(豪州産天然ガスの液化・輸出)
- ロシア(ロシア初のLNGプロジェクトーサハリン2)
- オマーン(オマーン国産天然ガスの液化・輸出)
- インドネシア(インドネシア産天然ガスの液化・輸出)等で生産中のプロジェクトに出資参画している。
19/3期のLNG持ち分生産能力は年間812万トンであり、米国ルイジアナ州のキャメロンLNG(19/5より生産開始)、現在建設中のインドネシアのタングーLNG、カナダのLNGプロジェクトなどが加わると将来的な持ち分生産量は年間1450万トンを超える見通しとなる。
以下は、既存/新規のプロジェクト一覧となる。
石油開発事業
「中期経営戦略2018」にて「低油価環境にも耐えうる事業ポートフォリオの構築」という全社方針に基づいて試算入れ替えを行っている。
直近の取組は、カナダのモントニーシェールガス開発事業などがある。
LNGトレーディング事業
シンガポールのDiamond Gas InternationalがLNGのトレードを手掛けている。
石油・LPG事業
三菱商事の化学品分野の取組で紹介しているのでこちらを参照ください。
三菱商事の化学品部門の取組は?
三菱商事の化学品部門は?