就活を一歩リード!総合商社6社を深く知るための本を紹介

今回は、三菱商事、三井物産、双日(鈴木商店)、住友商事、丸紅のルーツや企業DNAが分かる書籍を紹介します!

就活生、現役若手商社マン、さらには商社に興味のある方など幅広くおすすめできる内容となってます。

三菱商事を知りたいなら… 河合敦 『岩崎弥太郎と三菱四代』 (2013)

あらすじ

三大財閥中、三百年以上の歴史を持つ旧家の三井・住友に対し、三菱は明治の動乱に乗じて短期間で巨万の富を築いた特異な会社である。坂本龍馬の遺志を継いで海運業を起こし、権謀術数を駆使してわずか五年で頂点を極めた政商・岩崎弥太郎。日本初のビジネス街・丸の内を建設した二代目・弥之助。戦争景気で業績を伸ばし、昭和の大不況を勝ち残った三代目・久弥と四代目・小弥太。時代に即した巧みな経営術と、現在も続く財界随一のグループ結束力で成り上がった一族、岩崎家四代のビジネス立志伝!

おすすめする理由

誰もが一度は聞いたことのあるであろう岩崎弥太郎の活躍を描いた書籍です。三菱商事の礎を築いた時代背景と、4代に渡る創業一家の歴史が分かりやすく解説されています。

こんな人におすすめ!

  • 三菱商事に興味がある
  • 大きな仕事を成すための起業家精神も学びたい
著者略歴
1965年、東京都生まれ。青山学院大学史学科卒業、早稲田大学大学院修士課程修了(日本史専攻)。高校教師として教壇に立ちながら、歴史作家・歴史研究家として、数多くの著作を刊行。「世界一受けたい授業」(日本テレビ)の講師など、TV番組にも多数出演している。

 

 

 

三井物産を知りたいなら… 守山 淳 『撃って出なきゃ 商社だもの』 (2011)

あらすじ

貿易マン36年、熱血漢が現場で培ったビジネスの真髄!

元三井物産常務中部支社長の著者が現役時、毎月開催された店内会議での「支社長所感」を収録。時代とともに変化し、多岐に拡大する商社のビジネスとは何かを伝える実録。

おすすめする理由

社会人としての心得のようなメッセージ性も随所にちりばめられており、商社の若手社員や商社を志望する学生におすすめです。

こんな人におすすめ!

  • 三井物産に興味がある
  • 商社マンとしての心得を学びたい
著者略歴
神奈川県藤沢市出身。1946年生まれ。早稲田大学卒業。同年4月、三井物産株式会社入社。72年、米国修業生。79年、ロンドン支店鉄鋼課。83年、秘書室。85年、薄板貿易部主席課長。90年、米国三井物産ニューヨーク本店鉄鋼部長。94年、米国三井物産副社長。96年、鉄鋼製品本部金属事業部長。99年、取締役鉄鋼製品本部長。01年、取締役中部支社長。03年、常務執行役員中部支社長。05年、退任。

 

 

 

 

住友商事を知りたいなら… 佐高 信 『逆命利君』 (2010)

あらすじ

住友商事元常務・鈴木朗夫が辿った反逆人生を描く。管理に全身で刃向かい、陰湿な日本的企業社会を一刀両断にして逝った男。抜群の企画力、折衝力、語学力を持ちながら、ひけらかすこともなく、<命に逆らいて君を利する>――誇り高き生と壮絶な死。現代ビジネスマンに鋭く問いかけるノンフィクション。

おすすめする理由

サラリーマンとしてはかなり型破りな鈴木氏ですが、こういうアウトローな天才が会社にとっては間違いなく必要、と思わせてくれます。鈴木氏の哲学には非常に惹かれるところがあります。

こんな人におすすめ!

  • 住友商事に興味がある
  • 破天荒な商社マンストーリーから大事なものを学びたい

 

 

 

双日を知りたいなら… 仲 俊二郎『我れ百倍働けど悔いなし』(2011)

あらすじ

「三井、三菱を追い抜け」地球上を駆け回り、世界に通用するビジネスを構築し、空と海を制した伝説の商社マン海部八郎。社内役員の嫉妬と、マスコミのバッシングに耐え、他社との熾烈な受注競争を勝ち抜いた壮絶な生涯。

おすすめする理由

すごいタイトルの書籍ですが、海部八郎の人生を通して高度成長期を生きた猛烈商社マンの姿を知ることができます。(今の時代ではコンプライアンス的に、真似の出来ない逸話ばかりですが・・。

こんな人におすすめ!

  • 双日(旧・日商岩井)に興味がある
  • 不毛地帯のファン(海部氏は、壱岐正の敵役である東京商事の鮫島航空機部長のモチーフと言われています。)

 

著者略歴
1941年生まれ。大阪市立大学経済学部卒業後、川崎重工業に入社。労務人事を経験した後、プロジェクトマネジャーとして長年プラント輸出に従事。最後の仕事としてドーバー海峡の海底トンネル掘削機を受注し、プロジェクトを成功させる。後年、米国系化学会社ハーキュリーズジャパンへ人事部長として転職。アメリカ式人事について本社でトレーニングを受ける。後に同社ジャパン代表取締役となり、合併企業の理化ハーキュレス、ディックハーキュリーズ、帝人ハーキュリーズ、住化ハーキュリーズの経営にも関与。

 

 

 

伊藤忠を知りたいなら… 丹羽宇一郎『人は仕事で磨かれる』(2008)

あらすじ

清廉・異能・決断力…4000億円の不良資産を一括処理、翌年度には伊藤忠商事史上最高益(当時)を計上して世間を瞠目させ、今や日本財界を代表する経営トップである著者が、その生い立ち、疾風怒涛の青春、ビジネス現場の緊張、倫理観、経営理念のすべてをここに語りつくした。本書はビジネスマン必携の画期的労作である。

おすすめする理由

名経営者と言われのちに中日大使もつとめた宇和氏の本です。宇和氏はこれ以外にも書籍をいくつか出しており、どれも宇和氏の仕事に対するDNAが描かれています。

こんな人におすすめ!

  • 伊藤忠に興味がある
  • 名経営者と言われた宇和氏の書籍を読んでみたい
著者の略歴
1939年、名古屋市生まれ。62年、伊藤忠商事に入社、一貫して食料畑を歩む。68年から9年間のアメリカ駐在を経て、98年に社長就任、99年に約4000億円の不良資産を一括処理しながらも、翌2000年度決算では同社史上最高益(当時)を計上し、世間を瞠目させた。「社長任期6年」の公約どおり、04年から会長に退いて現在に至る。経済財政諮問会議民間議員、地方分権改革推進委員会委員長などの政府関係の役職のほか、国連WFP協会(NPO)会長など食糧に関する活動も行っている。

 

 

 

丸紅を知りたいなら… 『丸紅 リーディング・カンパニー シリーズ』 (2008)

あらすじ

勝俣社長(現会長)の学生時代や入社当時の思い出などをまとめたトップ取材、丸紅の創業時からこれまでの歩み、丸紅のDNAを受け継ぐスペシャリスト7人衆のインタビュー、さらに企業・業界を知りつくした専門家2名の記事をプラスし、盛りだくさんの情報を掲載。
グループの全体像や組織図、役員の略歴、ここ10年間の業績推移、採用情報など、丸紅の企業データが付録され、この一冊でこれまでの丸紅の歩みと今、そして未来像が一目でわかります。

おすすめする理由

これ一冊で丸紅の全てが分かる!

近江商人の伊藤忠兵衛から始まり、世界恐慌、財閥解体、丸紅の誕生、と丸紅の歴史を俯瞰できます。さらには、輝くプロフェッショナル7人衆として、 「赤道ギニアでLNGプロジェクトを展開」、 「アジア、ヨーロッパ、日本で水産加工事業を開発」、「紙パルプ業界ナンバーワン・プラントサプライヤーを目指して」、「総事業費23億ドル、カタールでのIPP案件を受注」、「ベネズエラ国営石油公社の事業投資を成功に導く」、「3PL事業を発案、物流の子会社を立ち上げる」、「やりたいことを形にするチャンスをくれる社風」など胸が熱くなるプロジェクトが紹介されています。

こんな人におすすめ!

  • 丸紅に興味がある。丸紅が成立する歴史を紐解いてみたい。
  • 実際のプロジェクトストーリーから、商社ビジネスをリアルに理解したい

 

 

タイトルとURLをコピーしました