総合商社7社 2020年社長年頭挨拶

三菱商事 「各産業でのDX化を推進する」

 

三菱商事の垣内社長は、「せわしなく動くのではなく、役職員全員の叡知を集めて、事業構想したプロジェクトを確信をもって実行・実現する一年に」としている。

また、オランダEneco社買収やNTTとのDX業務提携に触れた事が印象的であった。

NTTとの業務提携については、食品流通業界や産業素材流通業界に向けたDX化のイニシアチブについても時間を割いて説明をしている。

 

 

三井物産 「中計2030に向けて強い個と共創の精神の醸成を」

三井物産の安永社長は、20年5月の新社屋ビル完成・移転、中期経営20230のテーマとして「変革と成長~新たなステージに向けたコミットメント」を公表。中計を実現するためには、「より強い個を持つこと」と「共に作る意識」の2点を掲げた。

 

 

 

伊藤忠 「新たな商社像の提示」

伊藤忠の鈴木社長/COOは、経営環境の変化、伊藤忠20年の歴史、「か・け・ふ」、「三方良し」などに触れた。

今年の伊藤忠に求められている事は新たな商社像を示すこととしており、2021年度から開始される新たな中期経営計画の策定に向けて純利益5000億円を目指す事を宣言した。

 

 

 

 

 

住友商事 「自利利他公私一如」、「変革マインド」、「初志貫徹」

住友商事の兵頭社長は、創業100年を迎えた同社の歩みの振り返りを行い、今後より不確実性が高まる外部環境への認識を改めて説明。

また、「自利利他公私一如」、「変革マインド」、「初志貫徹」の3つのキーワードを提示した。

 

 

丸紅 「常にチャレンジ。「機」は危機でも機会でもある。」

丸紅の柿木社長は、昨年発表した中期経営戦略GC2021達成に向けた意識改革とマインドセット醸成についての説明。

経営環境の変化として、「世界経済・世界情勢の流動化」、「技術革新」、「サステナビリティ」をキーワードとした。

 

 

 

 

豊田通商 「”Be the Right ONE”を目指して」

豊田通商の貸谷社長は、10年後のありたき姿として”Be the Right ONE”、「一人ひとりが社会課題の解決を意識しながら業務に取り組み、当社ならではの価値を提供し、お客様やパートナーさま、そして社会にとってかけがえのない存在になっている状態」、を目指す事を掲げた。

 
 

双日 「次の目標1000億に向けてやるべきことをやる」

 

双日の藤本社長は、次期中計で当期純利益1000億円を目標を掲げた。今まで通りの事をやっていても到達しない目標であることを認識し、「現場力の強化」、「スピードの追求」、「イノベーション」の3つの経営テーマの重要性について説明を行った。

 

 

 
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