豊田通商の自動車部門の取組は?│自動車バリューチェーンに深く関与

豊田通商の「自動車本部」ならびに「グローバル部品・ロジスティクス本部」の取組を紹介する。

なお、豊田通商は、自動車バリューチェーンにおいて「化学品・エレクトロニクス本部」、「機械・エネルギー・プラントプロジェクト本部」、「金属本部」なども加わり全社横断的に事業・機能の展開をしている。

出所:豊田通商│統合報告書2019

「化学品・エレクトロニクス本部」、「機械・エネルギー・プラントプロジェクト本部」、「金属本部」についてはこちらをご覧ください。

豊田通商の化学品部門の取組は?│エレクトロニクスに強み
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自動車ビジネスの収益規模

豊田通商が発表した20/3期決算のセグメント別当期利益実績によると、自動車本部の当期利益は197億円と19/3期の227億から減益(自動車販売台数の減少)。グローバル部品・ロジスティクス本部の当期利益も223億円と237億円から減益(受配の減少および為替影響)となった。
豊田通商は、7つのオペレーティングセグメントのうち、食料生活本部を除いて、全てのセグメントで安定的に100億円以上の収益を生み出している事が特徴である。自動車本部ならびにグロロジ本部合わせて400億円規模(全社の3割)の利益を生んでいる。トヨタ自動車のグループ企業として主にトヨタ系列車種の輸出~販売や各種補給部本のサプライチェーン強化に取り組んでいるため、トヨタ車の販売台数に連動する収益構造となっている。

自動車本部の取組

同本部は、トヨタグループ各社を中心に、日本国内で生産された自動車、トラック、バス、産業車軸、二輪車、パーツなどを世界各国への輸出、ならびに海外生産製品の第三国輸出が主な事業。

強みとして、世界146か国(アフリカ等の発展途上国45か国を含む)に対して販売ネットワークを有している。さらに、販売(セールス)、スペアパーツ、アフターサービスの3Sオペレーションの体制を整備しており、中古車事業、販売事業、生産などのバリューチェーンの幅だしも行っている。

出所:豊田通商│統合報告書2019

グローバル部品・ロジスティクス本部の取組

グロロジ本部は、自動車部本のサプライチェーンまわりのビジネスを行っている。

 

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