三菱商事の2020年3月期決算は?盤石な業績で商社1位を堅守!今期増配も好感!

本日、三菱商事の20/3期(19年度)  決算発表がありました。

三菱商事│2020年3月期決算のハイライト

20/3期実績
当期利益5354億で3期連続の5000億越え達成し、利益ベースで商社1位を堅持
・配当は予想通り132円(配当性向37%)21/3期見通し
・当期利益については開示なし。
・一方で、不透明な環境下でも財務規律を維持し、強い景気耐性を示しており累進配当を継続する姿勢。配当は+2円の134円をコミット

三菱商事│2019実績と2020年度見通し

2019年度当期利益5354億を達成。対前期で▲553億となるものの、5000億円越えは3期連続。

2020年度当期利益は非開示。

注目すべきは何といっても株主還元への姿勢で、2020年度は利益非開示の状態でも134円をコミット。これは2019年度から+2円の増配である。

三菱商事│2020年3月期決算│19年決算および20年見通し

引用:三菱商事│決算公表資料

三菱商事│2019実績セグメント別の状況

2019年度のセグメント別利益は以下の通り。

自動車モビリティは投資持分利益の減少や減損などが響き▲776億円。石油化学ではシンガポールのデリバティブ損失等で▲478億。金属資源は市況悪化により▲402億

一方で、産業インフラでは+818億、食品産業では+433億。いずれも前年度に計上した減損の反動などによる改善

総合商社7社の決算まとめ

総合商社7社の明暗が分かれる形に!

総合商社7社の20/3期決算がそろいました。

過去最高益を更新した伊藤忠、減益ながらも商社#1の利益額を堅持した三菱商事前年と同規模の利益を確保した三井物産と豊田通商

金属市況悪化などに苦しめられた双日、そして減損が響き大幅減益となった住友商事7社で唯一の大幅な最終赤字となった丸紅

明暗が大きく分かれた決算だったように思います。

当期連結利益(億円)18年3月19年3月20年3月21年3
見通し
20年3月
対19年3月
21年3月
対20年3月
三菱商事5,6025,9075,354-9%
三井物産4,1854,1423,9151,800-5%-54%
伊藤忠商事4,0035,0055,0134,0000%-20%
住友商事3,0853,2051,714-47%
丸紅2,1132,309-1,9751,000-186%-151%
豊田通商1,3021,3261,3562%
双日568704608400-14%-34%
7社合計20,85822,59915,985
7社中央値3,0853,2051,714
7社平均値2,9803,2282,284

過去10年の総合商社7社の利益推移

 

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