双日、豊田通商に次いで本日三井物産の20/3期決算発表がありました。
発表直後に株価上昇を見せており、ポジティブなマーケット評価となった決算でした。
丸紅が大幅減損見込みのため他の6社においても大幅な業績悪化が懸念されていましたが、現在まで開示を行った3社は以下の通りとなっており、市場の想定範囲(もしくはポジティブ)だった模様です。
双日 19/3期 704億 → 20/3 608億 ▲13.6%減益
豊田通商 19/3期 1326億 → 20/3 1356億 +2.3%増益
三井物産 19/3期 4142億 → 20/3 3915億 ▲5.5%減益
20年3月期決算の特徴
19/3期から20/3期への当期利益の変動要因分析として、以下の資料開示あり。
資産リサイクルとして、コロンビアアジアや総合メディカルなどヘルスケア関連の持ち分売却などが寄与し+460億円を計上。一方で、特殊要因や基礎収益力の悪化などが相殺した形となっています。
三井物産の財務状態推移
2016/3期からの推移です。
三井物産 (億円) | 16年3月 実績 | 17年3月 実績 | 18年3月 実績 | 19年3月 実績 | 20年3月 実績 | 21年3月 見通し |
売上高 | 96,168 | 43,640 | 48,921 | 69,575 | 68,850 | |
親会社に帰属する 当期純利益 | -834 | 3,061 | 4,185 | 4,142 | 3,915 | 1,800 |
当期純利益率(%) | 0.0% | 7.0% | 8.6% | 6.0% | 5.7% | |
ROA (%) | -0.7% | 2.7% | 3.7% | 3.6% | 3.3% | |
ROE (%) | -2.2% | 8.6% | 10.9% | 10.1% | 9.7% | |
総資産 | 109,105 | 115,010 | 113,067 | 119,458 | 118,063 | |
株主資本 | 33,797 | 37,322 | 39,747 | 42,632 | 38,177 | |
営業CF | 5,870 | 4,042 | 5,536 | 4,107 | 5,264 | |
投資CF | -4,081 | -3,533 | -2,482 | -7,190 | -1,852 | |
財務CF | -505 | -503 | -6,523 | 1,274 | -2,046 |
セグメント別利益
決算資料
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